例えば人生を正直さに捧げた人がいたとして
その生涯は幸せなんだろうか
ロクにお世辞一つ言えず
優しい嘘もつけないで
誠実さは美徳で 正直さもまた然り
それは間違っちゃいないけど
僕が今君に放つこの一言は
ああ 罪深いだろうか
みんなもっと嘘をついて生きよう
用法用量を守ればほら
百薬の長にもなり得るさ
白々しくも腹黒く心無く心無いような言葉が
君の涙を拭えば 世界も少しは平和になるだろう
ちょっとはマシになるだろう
素顔のままで生きたいと思っていたのだけれども
少し大人になって気付いたよ
素顔の僕じゃ 愚痴ばかりの僕じゃ
君の前にすら立てやしない
だからもっと 嘘をついて生きよう
話題のベストセラー もう読んだかい?
最高のホラ話だったよ
根もなく葉もなく火も煙も立たず二枚目の舌が囀れば
モノクロームが眩しすぎた
世界をマーブル模様に汚すだろう
ちょっとは見られるようになるだろう
もしも僕がこの傲慢さにより舌を抜かれる定めでも
悔い改められはしないだろう
ほら また君が泣く
白々しくも腹黒く心無く心無いような言葉が
君の涙を拭えば 世界も少しは平和になるだろう
ちょっとはマシになるだろう
だから僕にも 夢に塗れた絵空事を
真っ赤な嘘をください
- 作詞
あくまのゴート
- 作曲
あくまのゴート
あくまのゴート の“嘘吐きのすゝめ”を
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