

見上げた空は ガラス細工のような青色
近くで聞こえた 「今日は、雨だね」
誰かが笑った「雲ひとつないのに?」
思わずもう一度 仰ぎ見た空には
歪みひとつない。
「君にはそう見えるんだね」
掠れた声で そう呟き
声だけ残して 彼は消えた
ただその響きだけが 胸の奥で鳴り響く
なぜか忘れられない音色だった
ページをめくるように 季節は過ぎて
心の隅で 埃を被ってた夢
モノクロの世界に 震える指で色を落とした
僕だけの色を、探すと決めたから
軋むだけのメロディ 届かない言葉の群れ
行き場をなくして ノイズに変わってく
「…チクショウ!」 心臓だけが強く脈を打ってる
描きたかった景色は 痛みとよく似ていた
憧れという名の空は、あまりに遠い…。
日は巡り、見上げたこの空に
「今日は、雨だね」と、僕が呟いた。
隣の君は 不思議そうに空を見つめて
「…どこを見てるの? 雲ひとつないのに」
僕は、ハッとした。
記憶のノイズが、脳裏を過(よぎ)った。
思わず見上げる空に 雨は降っていない。
ああ、そうか。
あの日の彼は、僕だったんだ。
「君にはそう見えるんだね」
掠れた声で呟いて 静かにその場を去った
僕だけが見える雨に、独り打たれてる。
その雫は、冷たいだけじゃなくて…
この痛みすら、僕の色なんだ
独り、見上げた空は、あまりに青くて。
「…はぁ…。」
ノイズ混じりの夢でも、悪くはないな。
なぜだろう。
とても、
…晴れやかな気分だ。
「…ふぅぅ…。」
…ここから、また歩き出そうか…。
- 作詞者
稲荷クウコ
- 作曲者
稲荷クウコ
- プロデューサー
稲荷クウコ
- ボーカル
稲荷クウコ

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心ト雨ゾラ
稲荷クウコ
これは、僕自身の物語。
稲荷クウコが、自身の音楽活動1年間の軌跡と思いを込めて、「理想と現実のギャップ」「評価への葛藤」、そして「それでも『やりたいこと』をやれている充実感」を描いた一曲。
今日の空は、晴れていますか?
あなたの心には、雨が降っていますか?
アーティスト情報
稲荷クウコ
4オクターブくらいの声を出せるだけの凡人。 歌ってるか寝てるます。 よろしくお願いしまzzZZZ…。
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