

殴られた首が魅せた傷跡は
真面目に生きたことを
二度と思い出させない
そうして知っては何も無い侭で
顔を合わせる日などは
無駄な工程だろう
そんな答えを得たのは嘘になるわ!
彼をそっと妬んだのは
まだ私が未熟だった日のこと
あとは痛みを
飲んでは慣らしてゆくだけ
都会の渦で出遭った
社会の雨を強いたのは誰?
焦がれるもの程既に誰かのもので
何も奪えぬことを
解らなきゃならない
こんな孤独を知るのは本望だわ!
いい加減にひと想いに動かされない
頭脳でありたいが
過去は後悔を汲んでも
放してくれない
自ら憂いで恥じては
未来の過程を潰すのは何故?
身体は日に疲れ
どうせ滅びるのにまだ
理想と恋を見る
私だけが残された侭で
ただ思い出すわ、
五月の海で笑った彼の今を
浮かべて笑う
…好きだったんだ
- 作詞者
shim960114
- 作曲者
shim960114

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どうせ滅びるのだから
しむ
アーティスト情報
しむ
しむ(shim、1996年1月14日 - )は、日本のシンガーソングライター。香川県高松市出身。無所属。「楽しむ」「悲しむ」「苦しむ」「愛しむ」など、人間の能動的な感情を表す単語の助詞についている”しむ”を気にいり、人の気持ちを歌う音楽家でありたいと考え命名。アコースティックギターでの弾き語りによるソロで、カバー曲のSNS投稿、オリジナル楽曲の配信、生ライブ演奏を中心に活動している。作詞作曲時名義は”shim960114”(読み方”しむ”)。昼は大手美容クリニック勤務。
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