白群のジャケット写真

歌詞

白群

飛遥

吐く息は冷たく

吹く風は生暖かい

ふたつの気流が

溶け合ったり

合わなかったり

淡く

青白い陽炎を残して

人も

猫も 飛行機雲も

遠く帰る

帰る…

でもわたしは

まだ帰りたくはない

どこか宛がある

わけでもない

それでも影を伸ばして

居場所を探し続けて

甘い街に溶ける

白線は

風がいたずらに通った軌跡

わたしも真似をして

いたずらに辿っていく

生まれたての私たちは

色鮮やかな群青を

こころに

未来に

その眼に

持っていたのでしょうか

誰のせいにも出来ない世界の流れに

歌を乗せて

乗せて

遠い日の香りに揺られて

もうここに

留まることも出来ないよ

それでもわたしは

まだ

帰りたくはない

どこか宛がある

わけでもない

いたずらに日を満たして

時代に流され続けて

淡い街に溶ける

今日も夜に見つからないように

人混みのネオンに隠れている

日常から逃げた

群青なんてなかった

  • 作詞

    飛遥

  • 作曲

    飛遥

白群のジャケット写真

飛遥 の“白群”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    白群

    飛遥

かつて胸に抱いた鮮やかな群青の夢は、今もなお心の奥底で輝いているのか。
都会と田舎の狭間に紛れて、葛藤し続ける心の機微を歌に乗せる。
でもわたしは帰りたくない──。

アーティスト情報

  • 飛遥

    シンガーソングライター、トラックメイカー、作編曲家、作詞家、ピアニスト。 1997年12月3日生まれ。ピアノ講師である母のお腹の中にいる頃から音楽に触れ、誕生後歩けるようになる頃には実家のピアノを弾いていた。 2022年よりソロアーティストとして活動を開始。single album「蛍の約束」を含めた3曲をリリース。2023年には初のワンマンライブを吉祥寺スターパインズカフェにて開催。 芸術性を追求した魔法のような音楽、瑞々しいピアノの旋律に乗せた青く透き通った歌声。 作詞作編曲からレコーディング・Mix・マスタリングまで全て自身で行い、その研ぎ澄まされた感性で遊び心溢れる仕掛けを音楽に施していく。

    アーティストページへ


    飛遥の他のリリース
"