Helix’95のジャケット写真

歌詞

Staywithmeawhile

maco marets

Stay with me awhile そばにいて

Stay with me awhile 行かないで

繰り返し訪れる あやふやな喪失の感覚

対処法は忘却 または 想いの凍結

どちらも制御できず 問いは未解決

ああ、胸が痛いです ひとりが訴える

別のひとりがそれを否定する loop & loop

空転する論理に できない大脱出

2025 アップデートされぬ humanism

もう ここにいない彼人

その不在の理解を拒む 毎夜

探して 求めて lost & found

閉じられたままのドアに夢みる Babylon

まるで C・カード うだつのあがらない

プライベートアイ 気取りの poet

書き散らした リリック未満の罵詈雑言も

生き延びるための Fortress of Solitude

Stay with me awhile そばにいて

Stay with me awhile 行かないで

どんなに美しい言葉があっても

欠けたピースの代わりにはならないこと

溢れたミルクは床を濡らして

気づかずとも 腐り続けていること

あちこちに起きる 不可逆な変化が

わたしたちを飲み込んでさらっていく

月明かりに照らされるビーチ

ざあ ざあと打ち寄せる

波だけが 静かに笑っている

どうか叶うなら そばにいて 行かないで

Stay with me awhile ここにいて

  • 作詞者

    maco marets

  • 作曲者

    maco marets, Riki Azuma

  • プロデューサー

    Riki Azuma

  • レコーディングエンジニア

    佐藤慎太郎

  • ミキシングエンジニア

    Riki Azuma

  • マスタリングエンジニア

    Riki Azuma

  • ボーカル

    maco marets

  • ラップ

    maco marets

Helix’95のジャケット写真

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ラッパー/詩作家として音楽〜文芸シーンを跨いだ活動を続けるmaco marets(マコマレッツ)による、通算9枚目のアルバム『Helixʼ95』。

サウンドプロデュースを担当したのは、過去4作のアルバムを手がけたアズマリキ(Small Circle of Friends / STUDIO75)。ピアノのループを主とした静謐なビートに、ロウなラップボーカル & ポエトリーリーディングを響かせる、maco marets の掲げてきた「ベッドルーム・ヒップホップ」スタイルのさらなる洗練を感じさせる作品に仕上がっている。

ゲストミュージシャンはmaco maretsのライブサポートを務めるギタリスト・Taisuke Miyataのみ。客演・コラボなしのシンプルな構成だ。

「──痛みと過ぎた時間を追いかけるように、無我夢中で書き上げた作品です」

maco marets自身が経験した「喪失」と「不在」の感覚をテーマに綴られたリリックは、過去作以上に切実で、内省的。孤独に連なる螺旋(=Helix)状の日々のなか、生きることの「ままならなさ」と向き合い、答えのない問いかけを続ける彼の言葉は、聴くものの心に確かな余韻を残すに違いない。

アーティスト情報

  • maco marets

    maco marets 1995年福岡生まれ、現在は東京を拠点に活動するラッパー/詩作家。2016年に1stアルバム『Orang.Pendek』でCDデビュー。2018年にはセルフレーベル「Woodlands Circle」を立ち上げ、自身9作目となる最新アルバム『Helix'95』に至るまでコンスタントに作品リリースを続けている。近年はEテレ「Zの選択」番組テーマソング『Howl』や、藤原さくら、浮、Maika Loubteなどさまざまなアーティストとのコラボレーションワーク、詩集『Lepido and Dendron』の刊行、雑誌/Webメディアでの連載執筆など、多岐にわたる活動で注目を集めている。

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    maco maretsの他のリリース

Woodlands Circle

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