Helix’95のジャケット写真

歌詞

Helix Dreams

maco marets

これが九つめの命ならば

僕が猫でも もう 最後かもな

いたずらに使い果たしてきた

時間は気付けば残りあとわずか

手のひら 握りしめている Sennheiser

吹き込む rap には 尊敬と愛が

欠けたら over 成り下がる

ポーザーには 彫刻できない future

(黙り込むあいだも老いる体)

乾ききった words 束ねたドライフラワー

(待ち焦がれたときは来ないまま)

振り出しに還る この円の中

渦巻く 螺旋の夢

始まりと終わりは同じ

捩れる 意味の回転

意味の回転 意味の回転

渦巻く 螺旋の夢

始まりと終わりは同じ

捩れる 意味の回転

意味の回転 意味の回転

くるくる回る 言葉は回る

世界も 僕も あなたも回る

それぞれの速度で また回る

振り向く 景色と記憶は曲がる

(滲んで歪む)

望まずとも 音は声を連れていく

生まれたときから鳴る そのリズム

ルーツと刻みこむ beats, one loop

(黙り込むあいだも老いる体)

乾ききった words 束ねたドライフラワー

(待ち焦がれたときは来ないまま)

振り出しに還る この円の中

渦巻く 螺旋の夢

始まりと終わりは同じ

捩れる 意味の回転

意味の回転 意味の回転

渦巻く 螺旋の夢

始まりと終わりは同じ

捩れる 意味の回転

意味の回転 意味の回転

  • 作詞者

    maco marets

  • 作曲者

    maco marets, Riki Azuma

  • プロデューサー

    Riki Azuma

  • レコーディングエンジニア

    佐藤慎太郎

  • ミキシングエンジニア

    Riki Azuma

  • マスタリングエンジニア

    Riki Azuma

  • ギター

    Taisuke Miyata

  • ボーカル

    maco marets

  • ラップ

    maco marets

Helix’95のジャケット写真

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ラッパー/詩作家として音楽〜文芸シーンを跨いだ活動を続けるmaco marets(マコマレッツ)による、通算9枚目のアルバム『Helixʼ95』。

サウンドプロデュースを担当したのは、過去4作のアルバムを手がけたアズマリキ(Small Circle of Friends / STUDIO75)。ピアノのループを主とした静謐なビートに、ロウなラップボーカル & ポエトリーリーディングを響かせる、maco marets の掲げてきた「ベッドルーム・ヒップホップ」スタイルのさらなる洗練を感じさせる作品に仕上がっている。

ゲストミュージシャンはmaco maretsのライブサポートを務めるギタリスト・Taisuke Miyataのみ。客演・コラボなしのシンプルな構成だ。

「──痛みと過ぎた時間を追いかけるように、無我夢中で書き上げた作品です」

maco marets自身が経験した「喪失」と「不在」の感覚をテーマに綴られたリリックは、過去作以上に切実で、内省的。孤独に連なる螺旋(=Helix)状の日々のなか、生きることの「ままならなさ」と向き合い、答えのない問いかけを続ける彼の言葉は、聴くものの心に確かな余韻を残すに違いない。

アーティスト情報

  • maco marets

    maco marets 1995年福岡生まれ、現在は東京を拠点に活動するラッパー/詩作家。2016年に1stアルバム『Orang.Pendek』でCDデビュー。2018年にはセルフレーベル「Woodlands Circle」を立ち上げ、自身9作目となる最新アルバム『Helix'95』に至るまでコンスタントに作品リリースを続けている。近年はEテレ「Zの選択」番組テーマソング『Howl』や、藤原さくら、浮、Maika Loubteなどさまざまなアーティストとのコラボレーションワーク、詩集『Lepido and Dendron』の刊行、雑誌/Webメディアでの連載執筆など、多岐にわたる活動で注目を集めている。

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    maco maretsの他のリリース

Woodlands Circle

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