海月の骨 (feat. 海野水玉)のジャケット写真

歌詞

海月の骨 (feat. 海野水玉)

鈍色聴

八畳一間の窓から

潮風が舞い込んでいた

AM2:00のさざなみに

頬杖をついて

「タバコはもうやめるんだ」

そう言っては口にしてきた

音楽だってそうさ

口ずさむメロディー

いつだって「なんで」って歌っていた

ずっとずっと見つからないんだ

拝啓、あの日笑っていた僕よ

そのままでいてくれ

ひらり泳ぐクラゲはきっと

僕らよりも自由なようで

されど揺らぐ心はずっと

彷徨うジェリーフィッシュ

流れ着いた夢ならきっと

砂の粒に埋もれていった

今宵もまた 透明な僕のまま

八畳一間の窓から

潮風が舞い込んできた

不意に何処か遠くへと

出かけたくなって

ふらっと今夜消えたくなった

海底のような街を歩く

息が泡になってこもって

響いていかなかった

ふわり泳ぐ海月はきっと

寄せて返す 波間に散って

悩みさえも馬鹿げてるって

囁くジェリーフィッシュ

吸って吐いて深く潜って

誰の目にも止まらぬままに

ゆらり揺れる不確かな僕がいる

どんな魚だって鰓呼吸で

どこでも生きられるわけじゃない

僕もそうさ 肺呼吸で

幾星霜吸って吐いて歌って

時には胸が裂けて

君のそばでやっと息をつけた

ひらり泳ぐ海月はずっと

僕らよりも自由なようで

されど見えぬ背骨をきっと

どこかにしまっている

(ひらり泳ぐ)

ひらり泳ぐ海月はきっと

僕らよりも自由なようで

されど揺らぐ心はずっと

彷徨うジェリーフィッシュ

流れ着いた夢ならきっと

砂の粒に埋もれていった

歩いていく 透明な僕のまま

  • 作詞者

    海野水玉

  • 作曲者

    海野水玉

  • プロデューサー

    鈍色聴

  • ボーカル

    鈍色聴

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    海月の骨 (feat. 海野水玉)

    鈍色聴

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