あの夏の旋律へのジャケット写真

歌詞

あの夏の旋律へ

杏ノ雲

騒ぐ蝉のサイレン 錆びた鍵盤 滴る嫌な夏の匂い

不意に思い出した あなたのこと

遠く霞んだ雲 飽きた映画 揺れる生活の隙間から

風に靡く髪と 澄んだ瞳 あなたは顔を上げた

空っぽが似合う町に 鳴り響いた 調律のずれた旋律に

心奪われてた あなたといた あの廃墟の下で

大事に時間を切り抜いて ふたりで絵の具を塗り付けて

大切な物が増えてって 手のひらから溢れそうだ

あなたの描くその音色に わたしの言葉が溢れていく

ふたり描いたその色味を わたし達は音楽と呼んだ

誰の為でもないその歌は 夏の空を鮮明に染めた

風薫るこの夏の宵に わたしはまたあなたを思い出している

時は無情に過ぎ わたし達の 紡いだささやかな日々は

色を失ってく この気温と 太陽に侵されて

あなたは今元気で居ますか あの日々をまた夢に見ますか

無価値で味気ない日々の中に あの雲が見えた気がした

あなたのくれたあの景色が 未だに胸に蔓延っていて

この摂氏で溶けてしまえたら どれほど楽になれるだろうか

青に揺らぐあの綿の雲が どうもあなたに見えてしまって

風薫るこの夏の宵に あのピアノの音が鳴っていた気がした

  • 作詞者

    杏ノ雲

  • 作曲者

    杏ノ雲

  • プロデューサー

    杏ノ雲

  • ピアノ

    杏ノ雲

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    杏ノ雲

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