

×と見間違うその記号
掛けるでも足すでもない異形
歪んだまま並ぶ線が
鍵になってくこの世界
ヨハネに刻まれたサイン
偶然みたいな6方向
交差するその中心で
浮かび上がる666
ツノをなぞるヘッドホン
脳の奥で鳴るコーラス
耳じゃ拾えないその声
誰も疑わないまま
喉を裂いた小さな龍
ノイズに紛れて侵入する
気づいた頃にはもう
内側まで書き換える
顔を晒せ 呼び出される
スマホに刻まれたあの印
6方向に裂けた光
全員同じマークへ堕ちる
顔をかざせ 門は開く
拒めば何も得られない
祝福みたいに差し出された
それは悪魔のシステム
「便利だろ?」って囁く声
誰もがそれに頷いてる
富める者も 持たざる者も
これなしじゃ売買できない
自由のフリした選択肢
操られてる指先で
同じルートをなぞらされ
同じ場所へ導かれる
顔を晒して跪け
名前も声も奪われる
6方向に伸びる線が
すべてをひとつに縛ってく
気づいた時はもう遅い
祈りも届かない領域
ただの記号だったはずの
アスタリスクに支配される
アスタリスク アスタリスク
その印に従え
選ばれたわけじゃない
選ばされているだけ
- 作詞者
あまなつP
- 作曲者
あまなつP
- プロデューサー
あまなつP
- その他の楽器
あまなつP

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アスタリスク666
あまなつP
デジタル社会の“便利さ”の裏に潜む構造を描いたダーク・シネマティック・インダストリアル作品。
讃美歌を思わせる荘厳なコーラスと、歪んだ重低音、グリッチノイズが融合し、宗教とテクノロジーが交差する世界観を構築している。
タイトルにもなっている「アスタリスク」は、ただの記号でありながら、現代における“認証”や“識別”の象徴として機能する存在。
顔認証、スマートフォン、データ管理——それらが当たり前になった世界で、人はどこまで自分の意思で選択しているのか。
英語詞と日本語のコンセプトが重なり合いながら、「祝福」と「支配」の境界線を曖昧にしていく。
祈りのように響く旋律と、機械的に刻まれるビートが対比し、リスナーを静かに侵食する。
「アスタリスク666」は、信仰の形をしたシステムと、その中に組み込まれていく人間の姿を描いた一曲。



