Lyric

おしゃれした街路樹と

着膨れした僕を映すショーウィンドウ

どうもおかしくて

つい笑ってしまった

待ち合わせ時間より早く着きすぎたなぁ

街行く恋人たちは寄り添い合ってて

思わず見上げた白い息

あと1時間も経てば

小走りの君がやってきて

どうせまた薄着で寒いくせに

強がって笑うんだろう

だから君にはあたたかなマフラーを

僕の両手で渡すよ

気に入ってくれるといいな

きっと君に似合うはずなんだ

当たり前だってわざわざ言わなかった

素直な気持ち伝えよう

今日だけは特別な日にしよう

2人で

受け取ってよ

ガラスに映る僕に透けて見えるコート

君に似合うだろう

手の中の想いと重ねてほころぶ冷えた頬

行きたがってたカフェでさ

他愛もない話をしよう

君を喜ばせるためなら　ほら

なんだってできるんだよ

いつも僕にはあたたかなぬくもりを

君の両手がくれるから

それ以上のお返しをってね

ずっと思ってはいたんだけど

どこか照れくさい気持ちに勝てなくて

素直になれなかったんだ

今日こそはちゃんと君に渡そう

どうか

受け取ってよ

「僕に君を笑顔にする力をください。」

今日だけ使えるお願いを

だから君にはあたたかなマフラーを

綺麗に包まれた想いを

今日だけは特別な日にしよう

2人で

受け取ってよ

おしゃれした街路樹と

着膨れした僕を映す君の瞳

手を振り笑ってる

やっぱり僕には君なんだ