

教室の窓から 見える曇り空
今日も天気は 気分と同じみたい
昨日の夜 整髪料を買いに行ったのは
「少しでも可愛く見られたら」って思ったから
授業が終わって 廊下ですれ違うたび
胸がぎゅっと痛むのはどうして?
キマった髪の先にある想いを
君(きみ)はまだ知らないままで
整髪料の道徳
見た目はいつもより整ってるけど
報われない恋は 私を空っぽにする
届くはずもない 唇に載せたメッセージ
せめてこの香りで気付いて なんて夢みたけど
現実はそんなに 優しくない
放課後の駐輪場で ふいに目が合った
それだけで夜まで嬉しくて
けれど君はすぐに友達と 笑い合って
私はふっと 独りの世界へ戻される
背伸びした視線の先
近づけそうに思ってたのに
いつの間にか この想いが痛むほど
離(はな)れていくみたい
整髪料の道徳
何も言わずに 君を追いかけるだけ
諦めたくても どこかで期待してる
まっすぐ見つめて 好きだと叫べたなら
こんな苦しさも 報われたりするのかな
夢見がちだって 笑われてもいい
友達に打ち明けた本音は
いつかこの気持ちが報われるって
だけど鏡の前で髪を直すたび
「やっぱり無理(むり)かも」って 何度も揺れる
整髪料の道徳
この恋を続けるか それとも終わらせるか
覚悟のないまま ただ日々は過ぎていく
でももう 平気なフリはしないよ
最後の涙で 思いを洗い流せたら
きっと少しは 強くなれるはず
- 作詞者
ちぇっくのりんごのじゅーす
- 作曲者
ちぇっくのりんごのじゅーす
- プロデューサー
ちぇっくのりんごのじゅーす
- ボーカル
ちぇっくのりんごのじゅーす
- ソングライター
ちぇっくのりんごのじゅーす

ちぇっくのりんごのじゅーす の“整髪料の道徳 〜届かない香り、揺れる想い〜”を
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整髪料の道徳 〜届かない香り、揺れる想い〜
ちぇっくのりんごのじゅーす
新曲「整髪料の道徳 〜届かない香り、揺れる想い〜」リリース:新たな曲調で描く青春の繊細な一ページ
好評をいただいた「整髪料の道徳」の新たな解釈となる「整髪料の道徳 〜届かない香り、揺れる想い〜」をリリースしました。前作と同じタイトルながら、全く異なる曲調とアプローチで青春の揺れる感情を表現しています。
「少しでも可愛く見られたら」という想いで整髪料を買い、髪型を変える—そんな小さな行動に秘められた大きな気持ちを歌ったこの曲は、誰もが一度は経験する青春の揺れる感情を鮮やかに切り取っています。
教室の窓から見える曇り空、放課後の駐輪場でのふとした目線の交差、鏡の前で繰り返される「やっぱり無理かも」という自問自答—日常の何気ないシーンに潜む繊細な感情の機微を丁寧に紡ぎだしています。
「整髪料」という日常品と「道徳」という抽象的な概念を組み合わせたユニークなタイトルは、今回のサブタイトル「届かない香り、揺れる想い」が示す通り、届かない恋心の切なさと、それでも諦めきれない揺れる心を温かく包み込む歌としてさらに深みを増しています。
前作とは異なる音楽的アプローチで、同じテーマの普遍性と多様な表現の可能性を示す意欲作。最後の「もう平気なフリはしないよ」という決意から感じられる成長の兆し—あなたの中の「あの日の気持ち」を静かに呼び覚ます一曲をぜひお聴きください。
アーティスト情報
ちぇっくのりんごのじゅーす
ちぇっくのりんごのじゅーすは、独自の世界観を持つシンガーソングライター / ユニット。日常の何気ない瞬間を切り取り、スマホ越しの景色や夜の孤独、青春の甘酸っぱさを繊細な言葉とメロディで表現する。楽曲はポップでありながら、エレクトロやオルタナティブの要素も取り入れ、多層的なサウンドを生み出している。 SNS時代に共感を呼ぶリリックと、どこか懐かしくも新しいメロディが特徴。TikTokやYouTubeを中心に楽曲を発表し、デジタル世代の心を掴んでいる。
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