かけ間違えてたボタンの数だけ
僕等はため息を吐いて
曇りガラスには宝の地図
水滴が邪魔をしている
このままずっと
変わらずにいて欲しい
枯れない花など無いことは知ってる
広すぎる部屋で私を探してる
答えておくれよ どこからでもいい
ねぇ 聴こえているの
どんなに願っても 目に映る全てを
操れはしない ただの体なんて 痛みもしないで
ねぇ 思っていたの
最後の願い事 衛星だけ光るこの地で
生暖かい息 報われなくてもいいから 信じさせて
窓からこぼれる星の便りだけ
せめて心に描き写し
追いかけたかった背中もなく
今はただ夢を願ってる
このままずっと
失くさずにいて欲しい
過ごした時間は戻らないと知ってる
擦り切れる喉に希望を宿してる
応えておくれよ 一度だけでいい
ねぇ わかっているの
どんなに喚いても 瞳に映し出す
祈りは 右手で強く握り返して 離しはしないで
ねぇ 覚えているの
最初の願い事 何一つ持たずに 笑うこと
生暖かい息 報われなくてもいいから 信じさせて
季節外れの雪が降って
色付く世界 朽ち果ててしまっても
僕らが全て染めればいい
ハルジオン 優しく そよいでいて
繋いでいて
ねぇ 聴こえているの
どんなに願っても 目に映る全てを
操れはしない ただの体なんて 痛みもしないで
ねぇ 思っていたの
最後の願い事 衛星だけ光るこの地で
生暖かい息 報われなくてもいいから 信じさせて
- 作詞
爽
- 作曲
爽
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ストリーミング / ダウンロード
上⽩⽯萌⾳のアルバム『note』収録の”⼟砂降り”の詞を担当したことも話題の北海道出⾝のシンガー・ソングライター、爽(sawa)。
すでに配信シングルとしてリリースされている「RAINY」「ハルジオン」を含む7曲を宅録・リモート中⼼に紡がれている。
共同アレンジ・ディレクションにOffiicial髭男Dismや奥華子、ポルノグラフィティ等の制作やライブで活躍するKeyboardistの幡宮航太が参加し、爽の持つ素直なPOPSとルーツであるオルタナR&Bを丁寧に混在・昇華させた聞き応えのある作品になっている。
またTrack-1「answer」をはじめ、自主リリースながら多くの収録曲がテレビCMやweb CM等のタイアップに抜擢されている。
2020年の閉塞的な社会状況のなか、⼈との繋がりや⽣活に焦点を置きながら、⾃⾝を育てた環境への恩返しを込めて故郷・札幌から自主リリースした今作は、アーティスト・『爽』の言葉・音全てを恋しく感じる、苦しさのある日々にそばに置かずにはいられなくなる一枚。