何故だろう今浮かぶのは
あなたの鈍い呼び声と
柔くて苦い残香だけなんだ
薄情だね
流れた涙を吸い上げて
最期の掌をかかげた
今更 1番綺麗に映るのは
皮肉みたいね
きっと知らぬ間に僕は
あなたの陰に隠れて
時間だけを食べては
動けないまま今になって
眠れない夜が怖いこと
変わらない日々が辛いこと
堪えた涙が 痛いこと今はただ
思い出すだけ
今も途切れそうだから
下を向くの
壊れた胸に染みるのは
痛みを感じ取れなくて
見つめる僕の傍らで眠る
あなたの寝息
ぽつんと弾けた頭上を
合図に降り始めた
僕のじゃない感情に
戸惑いながら顔を出した
話したい事があったこと
謝りたい事があったこと
叶わない夢があったこと
それもまだ
言えないままで
今は言えそうだから
会いに来たの
眠れない夜が怖いこと
変わらない日々が辛いこと
堪えた涙が痛いこと
あなたなら
なんて言うかな
雨のない日々が怖いこと
背負った荷物が辛いこと
あなたの掌が好きなこと
ただ今は
思い出すだけ
梅雨間咲くあなたに蹲るの
- 作詞
佐藤翔真
- 作曲
佐藤翔真
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アーティスト情報
佐藤翔真
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