蛹のジャケット写真

歌詞

もえた

上を飛ぶ蝶に気づかず

鏡の中の私にくぎ付け

空を見上げる暇もなく

楽譜からいつも目が離せなかった

周りと比べてよく泣いていたわ

昔と比べてよく泣いていたわ

月と比べて

指を咥えて

生まれて、怯えて、最低

湿った私にスポットライト

偽物の羽はツギハギ

湿った私にスポットライト

褒め言葉だけ拡声器を通して

私、飛ぶ生き物を知らず

おとぎ話だと信じてた

隣に住んでいた幼虫は

見ない間に蝶になっていた

どんなに速く走ってみても

こんなに眠らず無理してみても

好きと言うだけ

チケット飛ばない

埋まらない空席 差 痛い

眠った私にスポットライト

しぶとく眠れば蝶になれるか

眠った私にスポットライト

重たい羽を使いこなせるか

月と比べて

指を咥えて

生まれて、怯えて、最低

だって泣いて

夢を描いて

堪えて、耐えて、咲いた

湿った私にスポットライト

乾いてきた羽で飛べるのかな

湿った私にスポットライト

美しく飛べるのかな

湿った私にスポットライト

何処までも飛んでいける

湿っていない私にスポットライト

羽孵ってあなたに光届く

光と毒

  • 作詞者

    もえた

  • 作曲者

    もえた

  • レコーディングエンジニア

    Kaoru Miyamoto

  • ミキシングエンジニア

    Kaoru Miyamoto

  • マスタリングエンジニア

    足立 タイセイ(Base Shimokita)

  • ギター

    もえた

  • ボーカル

    もえた

蛹のジャケット写真

もえた の“蛹”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

2025年6月製作開始、8月3日CDリリース。

訳も分からず無我夢中で走った「幼虫期」。
歌もギターもうまくなりたい。
曲ももっと書きたい。
ライブももっとしたい。
もっともっとたくさんの人に聞いてもらいたい。売れたい。
一度落ち着いて立て直す時間が必要だと分かっていながら立ち止まれなかった自分に、立ち止まる勇気を与えるための楽曲、「蛹」。
きっと「蝶」になって帰ってくるから。

"