paper trailのジャケット写真

歌詞

特等席

hawk

あいつの腕の中 あの子の胸の中 家賃5万1kのボロアパート

お前は実家であいつはタワマンで 疲れた体開ける部屋のドア

酒飲みばっかの最寄り鷺ノ宮 ベランダで奴の好きな銘柄

出て行った彼女 静かになった部屋と 広くなったベッド 増える酒の量

思い出す背中 広い歩幅 お前よりあいつよりと背伸びしたまま

かかと浮いたまんまじゃ飛べやしなかった

あいつは踏ん張って高く飛んでいた

ないものをねだり ないことを妬んだり 何者にもなれない自分を嫌い

思い馳せないで 思い出せよ お前は俺らにとって最高のやつだと

B級映画にも深夜ドラマにもなりゃしないそれぞれのノンフィクション

フィクションであれと嘆いたあの夜も 笑い飛ばしてやる、一緒に泣いてやる

俺が帰る場所 お前の帰る場所 今は少しだけ離れても

とっておきの場所でお前の特等席 この椅子はお前しか座れないだろ

飲み干したブラックの缶コーヒー 凹まされた気持ちはアルミ缶のように

悔しさで踏み潰す空き缶は てめぇよりも頑丈なスチール缶だった

悲しくて悔しくて 堪える涙上の空で

描いてる夢と現実の違いと 憧れたあいつと自分の無力さを

確かにお前は馬鹿で短気で 時間にルーズで女好きで

ギャンブルが好きで酒が好きで 別れた元カノをまだひきづってる

でもわかってんだろ 俺にとってもお前にとっても

俺らとあの場所があの日々と思い出が

残した足跡が何よりの証拠

B級映画にも深夜ドラマにもなりゃしないそれぞれのノンフィクション

フィクションであれと嘆いたあの夜も 笑い飛ばしてやる、一緒に泣いてやる

俺が帰る場所 お前の帰る場所 今は少しだけ離れても

とっておきの場所でお前の特等席 この椅子はお前しか座れないだろ

気持ち押し殺して泣いた夜も 一人頭抱えこんで悩んだ夜も

テレビじゃ流れない裏側のストーリー 笑い飛ばしてやる、一緒に泣いてやる

取り直し無しのワンテイク 流した涙を拭いて

いつでもここがお前の特等席 この椅子は誰も取れやしないだろう

  • 作詞

    hawk

  • 作曲

    WICSTONE

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hawk 1st EP.「paper trail」

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