

終電あとの歩道橋
街の音が遠ざかる
ポケットの中で眠っていた
古い切符を握りしめた
君と見上げたあの夜を
誰にも話せないまま
大人になった僕だけが
まだ同じ空を探してる
忘れたいわけじゃない
戻りたいだけでもない
胸に残った光の意味を
今なら少しわかるんだ
星図のない夜に
僕は君を思い出す
届かない光ほど
なぜ心を照らすのだろう
さよならの向こうで
君が笑えているなら
この痛みさえ抱きしめて
明日へ歩いていける
君を愛した僕のままで
ビルの屋上に残った
風が季節をめくっていく
言えなかった約束ほど
きれいに胸で瞬いた
誰かと笑える日々にも
ふいに影は差すけれど
君がくれたやさしさまで
悲しみにしたくなかった
会えない時間だけが
愛を試すわけじゃない
離れても消えないものを
人は祈りと呼ぶのだろう
星図のない夜に
僕は声を澄ませてる
名前のない寂しさも
君へ続く光だった
もう二度と同じ
季節には帰れなくても
胸の奥で生きている
あの日の小さな輝きが
僕をまだ前へ進ませる
もしも願いがひとつだけ
夜空に届くとしたら
君を連れ戻すことじゃなく
君が幸せであることを願う
それが強さかどうか
今もわからないけど
君を想うたび僕は
昨日より少し優しくなれる
星図のない夜に
僕は明日を見つけた
失くしたはずの光が
この胸で息をしていた
君と出会えたことが
僕の世界を変えたから
もう迷わずに歩いていく
涙の跡も連れていく
星図のない夜よ
どうか君まで届いて
僕がここで生きている
そのすべてが祈りになる
遠い星より確かに
君は胸の中で光る
会えないままでも
消えないままでも
君を愛した日々が
僕の未来を照らしている
君を愛した日々が
僕の未来を照らしている
- 作詞者
坂本松昭
- 作曲者
坂本松昭
- プロデューサー
坂本松昭
- ボーカル
坂本匠真

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ストリーミング / ダウンロード
『祈りが咲く空へ』は、夕暮れの街、離れた夜空、星の記憶、人生を変える愛、そして大切な人への感謝を、繊細かつ壮大に描いたJ-POPバラード・アルバム。シティポップの余韻、R&Bの艶、映画的なストリングス、包容力あるボーカルが重なり、切なさをただの悲しみで終わらせず、明日を照らす祈りへと変えていく。聴き終えたとき、誰かを想う心が少しだけ強く、優しくなる作品です。
アーティスト情報
坂本匠真
坂本匠真は、感情の揺らぎを洗練されたポップへと昇華するシンガーソングライター/ボーカリスト。 過ぎ去った愛が残すぬくもり、傷を越えて心が再び息を吹き返す瞬間、胸の奥でふいに疼く初恋の記憶、眠れぬ夜に滲む静かな孤独、そして闇の果てに差し込むかすかな希望を、繊細な言葉と都会的なサウンドで描き出す。 温かさと艶をあわせ持つ歌声、そして日本語と英語を自在に行き来するバイリンガルな表現力で、ダンサブルな高揚感から深い余韻を残すバラードまで、聴く人の心に長く灯をともす。 神奈川県出身。
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