Fiction Front Cover

Lyric

The Material and Emotional Worlds

Neco

街灯がほのかに照らす夜。

人々の顔は、はっきりとしない

だけどいつもと変わらない日常を送っている。

世間で揺れ動くことが起きても

皆がそれぞれの一日を過ごす。

皆が他人に興味がないというわけではない。

きっと内側の世界では感情が様々に顔を出す。

その中で感情を抑えきれない「器」が外の世界へ、

それらを吐き出す。

だから外の世界は何も変っちゃいない。

電車は時間通りに動く。

自分の世界はというともちろん大騒ぎだ。

だけど他人には「日常」に見えているだろう。

矛盾だ

そりゃそうだ

見ている立場が違う。

そこに客観は存在し得ない。

ここで一つの結論へと、辿り着く。

「世界は己の『魂』を中心に回っている」

そしてそれらを囲うのが物質としての世界である。

そして今の僕にとって気掛かりなことが一つある。

「この『魂』という中心は共有できないのか」

無論、不可能である。

僕が君になることはできない。

初めからわかっている。

それでも願う

望む

これこそ矛盾ではないか

これに答えは出ない。

今だけは音楽も詩も答えを教えてくれない。

イヤホンは外の世界を遮る役割を果たすだけ。

でもそれが示した。

「『魂』はまだ外との関わりがない」

もし僕の魂が言葉となり、

音となり

空気を媒介とし君を伝って

君の魂とをつなぐきっかけになれたらどうだろうか。

まだ想像、いや仮定の段階である。

“少し、感情が外へ出た“

  • Lyricist

    Neco

  • Composer

    Neco

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    The Material and Emotional Worlds

    Neco

  • 2

    Fiction

    Neco

  • 3

    Wanna Forget You

    Neco

People live in two worlds. One is the world we actually see. The other is our inner world, or "Fiction.
As the name "Ficiton" suggests, this album is characterized by a different synth sound from Neco's previous songs. Dreamlike sounds and realistic poetry. Such an ambiguous world will remind you of the memories you want to forget.

Artist Profile

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