さぁ服従を誓い贄を捧げなさい
脳天からも爪先からも色声が響く程に
汚泥に包まれた低劣堕落な性
剥き出した醜悪な眼に生き血を注ぐの
むかしむかし白い星に
忌み子として生まれた
黒い髪と陶器の肌
くすむ程に嬲られ
ただ安寧の地 嗅ぎ回っては
追われて血反吐を撒き散らして
僅かな光の先手繰りながら
漸く見つけた私だけの玉座よ
さぁ唇を寄せて囁き続けなさい
恋文じゃなく讃歌でもなく醜悪な欲の詩を
薔薇の冬虫華草 槌の子の眼球
捧げた者には永遠なる魂を与えよう
はるかはるか長い月日
生き続けた姫君
黒い眼 妖艶な首
誰も彼も見惚れて
また男の群れ 舌舐めずっては
試して骨の髄まで吸って
最上の恍惚の味はいかが?
後に待つのは髑髏の天蓋
さぁ御空を見上げて命を乞いなさい
海底からも天空からも捨てられた下卑た民よ
さぁ御顔を上げて喚き続けなさい
温もりもなく博愛もない利己的な生の唄を
鬼童の心臓 ブケパロスの轡
捧げられた者には不老なる褒美を
どれほどに貪ったのだろう
それでも幼い日々に夢見た温もりにはまだ届かない
ただ生まれ出た日を喜ぶ
故郷に母に父に大地に逢える
夢が叶うなら何も要らない
無情に浮かぶ星
- 作詞
Rose Panna
- 作曲
令月 大和
Rose Panna の“枯れゆく愚劣なる夜半の女王”を
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アーティスト情報
Rose Panna
かつて動画サイトで暴れていた豚い手です。
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