

懐かしいなんて思いもしないんだ。
あぁどこか頭で話題だった。
変わらずあれから呪いだった。
追いかけてほら?捕まえてみて?
爛れた身体で思い知った。
吸って吐いてく日々の連続
どうしようもなく目を腫らしている。
寒がりな手を握り返せないんだろう
どうして
煤けたあの日。
「どうか、貴方だけ」
なんてさ、言葉で取り残さないでよ
連れて、お願い、
上着の袖を引くのはいつも君から
あれから変わってない。
街並みを背後に構図を余してく
埋まらない余白の形をなぞっても
切り抜く角度で変わらないことくらい
わかってる。
衣服を通して肌を感じて
寒さを介して熱を知ってく
触り損ねた指を恥じても
戻らない静かなそんな消失
行き場を無くした君の幻肢痛
まだ今でもね
よく覚えてる。
吸って吐いてく日々の連続
どうしようもなく目を腫らしている
強がりなとこ気づいてあげられたら
遅いよね。
気触れたあの日。
積もる話もあるのに
底から何も言えないんだろう。
あのね、わたし、
罪悪ばかりが熟れていく
赤く染めてる火傷を貰ったよ。
煤けたあの日。
一度も消えてくれない
痛みをわたしが背負ったよ。
連れて...お願い
上着の袖を引くのはいつも君から
「おいていかないでよ」
連れていけないこと
そんなのわかってる。
「おいていかないでよ」
あれから変わってない
優しさも、安堵も、生き方も、温度も、
焼き付けた肌も君から貰ったよ。
あのね、わたし、
貰ってばかりごめんね。
赤く染めてる火傷を貰ったよ。
- 作詞者
Kyiku
- 作曲者
Kyiku
- プロデューサー
Kyiku
- リミックス元のアーティスト
Kyiku

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貰い火傷
Kyiku


