Lyric

夜空に咲いた花火みたいに

綺麗じゃなくて構わないから

夜の重さに耐えられずに

下を向いてばかりいた僕は

燃え尽き落ちる線香花火に

いつかのほうき星の色を重ねていた

夏の大三角なんかより

尖ってしまった僕の心

ぶつかり合うたび丸くなっていく

気づきもしない間に

寄り添いあっていた二つの心

13個めの星座になれ

夜空に咲いた花火みたいに

綺麗じゃなくたって構わないから

照らしていたいの

輝かせたいの

鈍く光るあの星みたいに

蝉の鳴く声が近過ぎて

約束の場所は遠過ぎて

どんな言葉を繕っても

風鈴の音にかき消されてしまう気がして

夜空に咲いた花火みたいに

綺麗じゃなくたって構わないから

照らしていたいの

輝かせたいの

鈍く光るあの星みたいに

綺麗じゃなくて構わないから

咲いて消えゆく光ならば

咲く場所を選んで

星の見えない空の下で

今宵君のそばで