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新しいAI歌声合成技術VX-βを活かす芸術的な歌曲の創造に際し、作曲家・田廻弘志は、歌詞に「いろはうた」を選び、日本語で書きうる森羅万象・喜怒哀楽の象徴として管弦楽と6声合唱で表現しました。

いろはうたは作者不詳の日本の伝統的な詩歌で、47字のかな文字を重複させずに作られています。こどもに最初に文字を教える時に千年以上用いられてきましたが、その意味はこども向けにはほど遠く、哲学的かつ仏教的です。 

色は匂へど 散りぬるを 
我が世誰ぞ 常ならん 
有為の奥山 今日超えて 
浅き夢見し 酔ひもぜず

現代語訳の例:
色(目に見える世界・肉体や花)は咲き誇るがすぐ散ってしまう
この世の誰もが常(不変)ではいられない 
有為(因縁によって生滅する事柄)の奥山を今日こえて 
浅はかな夢をみない、それに酔いもしない

日本には「言霊」という言葉があります。 
言葉は、それ自体に魂を宿しているのです。
命なきプログラムが歌う言葉にも、ひょっとして?
たぶん。おそらく。

アーティスト情報

  • 田廻弘志

    1971年生。慶應義塾大学法学部法律学科卒。作曲家・作詞家、リブレット作家。作曲は独学。大学在学中より、アマチュア・ミュージカルの作詞・作曲・編曲・演出等を手掛ける。その後、(株)KONAMIにサウンドクリエーターとして入社、数々のゲームの作曲・編曲・マニピュレート及びサウンドディレクションを担当。現在はフリー。管弦楽編成の音楽を軸足にポップス、ロック、ジャズ、テクノ、民族音楽など、幅広いジャンルの音楽をクロスオーバーさせる作編曲を得意とする。

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