Lyric

何度もふれたその指先

距離を感じるのは　そう

君の心が遠いから

新しい季節の気配は

ひと雨ごとに色めく

いつだって心は置き去りのまま

最後まで僕の好きな君でよかった

だなんて

あからさまな強がりを言ってみても

悲しいだけ

君の頬に流れる涙は

僕のためじゃないこと

わかってるよ

それでも君を離せなくて

抱きしめたくて

何度も呼んだ君の名前

明日からはラストネーム

素知らぬフリして呼ぶんだね

なんの証もない

二人だけの秘密は

散り落ちた花びらのように

人知れず消えて行くよ

僕の中のずっと奥深く

しみついた歌のように

変わらず　そう　ここにあるから

たとえ君が忘れたとしても

待ち遠しかった君と見る桜も

こんなに切ないのなら

もう二度と見たくはないから

君の頬に流れる涙は

僕のためじゃないこと

わかってたよ

だからもう君を苦しめないよ

これで、さよなら。