枯れた花 瞳 刻に抗う
いつかまた ひとり 旅人は唄う
東へ向かうテールライト 一秒先の未来
群れをなして夜光虫の様
虚構を暴いたムーンライト ラジオのパーソナリティ
幾星霜 夜を越えた灯火
愛の中にいて アイを疑って
その手で触れて ここにある?
光の中にいて また目が眩んで
幻に霞む黄昏 瞳孔から海へ流れ
立ち尽くし ただ雨を待つ
断ち分かたれた窓辺 平行世界の街
双子の世紀で待ち合わせはどう?
擦り切れたレコード
思い出せないコード
オルガンの響き
ひとつだけ与えられた命
躍動するエナジー
吐き出せ 駆け出せ 愛を謳え
金やナイフや銃では奪えないのさ
記憶に綴った紺碧の詩
時代の中にいて 所在の無い痛みも
語りかけている 此処に在る
日蔭と遊んで 夜に逃げ込んで
その静寂にあなたを視る
ぬるくなった缶コーヒー
立ち尽くし ただ星を詠む
母の腕抱かれ微睡む午後
夏空に放物線描く碧
ビロードのようなあの人の声
大丈夫、もう知っているでしょう?
朽ち果て土に還る骨の音
水面に鱗が揺れ煌めき
ページを捲る誰かの指先
世界の終わりとはじまりの朝
愛の中にいて アイの中に
指でなぞって ここにある
光の中にいて 瞬きを忘れ
この瞳で見ていた色彩 今でも視ているから
同じ季節は二度とない 重ねたら滲む輪郭に
そっと くちづけを交わす
あの花が凛と咲いたなら
明日 旅に出るとするよ
いこう あなたがいた そのときまで
- 作詞
ミシマ テツオ
- 作曲
ミシマ テツオ, ホッタ ヨウスケ
- レコーディングエンジニア
ホッタ ヨウスケ
- ミキシングエンジニア
ホッタ ヨウスケ
- マスタリングエンジニア
ホッタ ヨウスケ
- ギター
ミシマ テツオ, ホッタ ヨウスケ
- シンセサイザー
ホッタ ヨウスケ
- ボーカル
ミシマ テツオ
- プログラミング
ホッタ ヨウスケ
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
夏への扉
Sputnik2Speaks
- 2
HOPE
Sputnik2Speaks
- 3
Teenager In Love
Sputnik2Speaks
- 4
ロシアンルーレット
Sputnik2Speaks
- ⚫︎
Never Σnder
Sputnik2Speaks
- 6
愚行の書
Sputnik2Speaks
- 7
Birds
Sputnik2Speaks
- 8
遠雷とマグカップ
Sputnik2Speaks
大阪出身の二人組によるプロジェクト「Sputnik2Speaks」の1stアルバム。
インディーロック・ギターポップを軸としながらフォークやエレクトロニカの影響も感じさせる美しくもどこか切ないサウンドで、ジャンルの垣根を越えて音楽を奏でる歓びが詰め込まれた作品となった。
先行シングルである「HOPE」「Birds」を含む全8曲の詞はそれぞれ異なる質感の言葉=主人公により語られるが、最後の一音が鳴り終えた後にはアルバム全体が一つの世界を構築する"連作短編集"をイメージしたリリックで構成されている。
アーティスト情報
Sputnik2Speaks
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