Lyric

まぶたを無理矢理開かれ

手足縛られて

暗い部屋で映画を観せられる

いや違うね自分の意思で

俺はスクリーンへと

興味持って目を向けているのさ

赤色に染まる人の　首を嘲る若者

鳴り止まぬ　BGMが

胸の錘りを締め上げる

誰かに抱かれていたい

誰かに愛されたいだけど

僕の中に愛を叫べる言葉がない

誰かに分かって欲しい

だけど歌も下手な青年は

何もできないままに

画面をぼんやり見てるだけ

目を閉じ　自分に酔えば

誰もがRock'n Rollstar

歪む音が全てを潰してゆく

今だけは　この映画の中で

画面を独り占めして

熱量だけに全てを託す

追い縋る未来の自分の　暗い形のない不安も

弾きたくてたまらないはずの

頭の中に鳴るフレーズも

何も音にならないよ

気づけばまた同じ曲ばかり

同じリズム、　同じメロディ、　同じステージ

繰り返しの毎日が

残された寿命を削れば

「これでいいさ」と悟る…　だけしかない

映画のような時間に

生命(いのち)溶かし続けてたら

モラトリアムが　やさしく微笑む

何も言わないままに