歌詞

スーツに袖を通した

群衆に紛れ 俺は俺を殺した

体は心を置いてきぼり

諦めに向かう満員電車で独りぼっち

「仕事だから、先に帰んなきゃ。」

「仕事だから、早く寝なくちゃ。」

「やりたくないけど大人だから。」

今「仕方ない」

って言った奴は誰だ？

プライドの捨て方も

無茶の押さえ方も

皆一体どこで何して覚えたの？

「寝なきゃ」「行かなきゃ」

が口癖になり

気付いたら大人と数えられてたんだ

大人になるのがまだ早かった

子供のまま 止まってても

時間が進むんだ

ただ親孝行がしたかった

でも父親以外尊敬できる

社会人は1人も居なかった

もう少しだけ もう少しだけ

大人になるまで時間をくれよ

もう少しだけ もう少しだけ

大人になっても時間をくれよ

あと少しだけ あと少しだけ

って言葉噛み締め歯をくいしばる

みっともない？ わかってるよ

猫背の影に映らないため息

誰にも理解されないダメージ

重くなる足取り

歩幅を狭めるだけの毎日

やりたい事の為にやりたくない事を

やりたいフリしては

俯いてる 自分に驚いたのに

人混みに紛れると

当たり前の姿勢だった

それが仕事に行く前でも

喧嘩に負けた帰り道でも

好きな人に告白するためでも

誰も道は開けてくれないから

希望の逆側に進んだって

この道が大人の普通だって

眩しい太陽とくすんだ目

手に入るモノなんか矛盾だけ

ずっと騒いでいたい理由もなく

時計の針の音が水を差す

それぞれ痛みを抱えてる

知らぬ顔の人達と今日もすれ違う

もう少しだけ もう少しだけ

大人になるまで時間をくれよ

もう少しだけ もう少しだけ

大人になっても時間をくれよ

あと少しだけ あと少しだけ

って言葉噛み締め歯をくいしばる

みっともない？ わかってるよ