Vermeer's Blue Afternoon Front Cover

Lyric

Vermeer's Blue Afternoon

Alexsophie

雨の匂いを コートに残して

午後の美術館 ひとり歩いた

小さな部屋の いちばん奥で

青い静けさが 僕を呼び止めた

窓から落ちる やわらかな光

振り向く気配に なぜか立ち尽くす

君によく似た 誰かではなく

君を見ていた あの日の僕だった

フェルメールの青い午後

時間だけが 音をなくして

言えなかった言葉まで

光のなかに 浮かんでいた

もう逢えないことくらい

とうに知っているはずなのに

青はこんなにも静かに

忘れたふりを ほどいてゆく

君はいつでも 窓辺が好きで

冷めてゆく紅茶を 両手で包んだ

話したことより 黙った時間を

今ではなぜか よく覚えている

名前も季節も 遠くなったのに

横顔だけが 色褪せてくれない

絵の前を過ぎる 人影の向こう

あの日の午後が まだ息をしていた

フェルメールの青い午後

胸の奥で 雨が上がって

さよならさえ言わなかった

若いふたりが そこにいた

取り戻したいわけじゃない

もう一度 逢いたいわけでもない

ただ美しいと思えた

それだけで今日は よかった

もしも記憶にも 光があるなら

きっとこんな色をしている

悲しみより淡く

幸福より深い

名前のつかない 青

フェルメールの青い午後

僕は静かに 絵を離れた

外の街には 雨上がり

見知らぬ空が ひらいていた

君を忘れたわけじゃない

君を待っているわけでもない

あの日から僕は ただ

フェルメールの青を 愛している

青い午後は 遠ざかり

光だけが 僕に残った

  • Lyricist

    Alexsophie

  • Composer

    Alexsophie

  • Producer

    Alexsophie

  • Songwriter

    Alexsophie

  • Programming

    Alexsophie

Vermeer's Blue Afternoon Front Cover

Listen to Vermeer's Blue Afternoon by Alexsophie

Streaming / Download

  • ⚫︎

    Vermeer's Blue Afternoon

    Alexsophie

Artist Profile

A&S STUDIO

"