歌詞

ずっと思い出せないんだ何故か

晴れた空 霞む雲 飛ばした靴

明日は雨だよ、だなんて笑う

傷が痛むあの日のこと

あれからどれくらい経っただろうか

いつの間にかひとりのジオラマ

寂しくはない 此処しか知らずにいたんだよ

何にも気付けずに

思い出して 苦しみも痛みもその手も

あなただけが知れる命なんでしょ

ねえ でもどうして寂しくするんだろう 死ぬんだろう

もう一度とそう叫ばせて めめんともり

灯台の麓走り回る

割れた花瓶 満ちた月 靴はどこへ

あなたはいないと知っているのに

呼んでしまうんだ いつかみたいに

いつしか世界の終わりが来るのなら

怖いのかな 笑えちゃうのかな

深く眠る海の奥を探すの 当ても無く

あなたが気付く前に

皺が増えて 声も出せない日が来ようとも

あなたの横 生きられたらなんて

ねえ 笑えちゃうね 上手く出来なくて隠して

喉の奥を吐き出して めめんともり

キキョウが揺れる九月 いつまでも消えないでと

乾いた空の下 靴を飛ばした

ひとりきりの小さな世界 読めないもじを眺めてる

継ぎ接ぎの過去を結いて 今度はちゃんと笑えたらな

嘘みたいに

思い出して 苦しみも痛みも孤独も

あなたが生きた足跡になるんでしょ

でもどうして歩けないんだろうね

ああ ゴミみたいに這って あの日を探すの

もう一度だけ 願う脆弱を許してよ

その名前すら読めなくて溢れて

ねえ 笑えちゃうね 上手く出来なくて隠して

あなたへまた届きますように めめんともり

ねえねえ あなたにきっときこえているのなら

あたしのなまえをよんでよ おしえてよ

ねえねえ あたしもいつかあなたみたいに

なれたらいいのにな いいのにな

めめんともり