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歌詞

雪が降る街で

社会ノ窓

東口の階段を上った所で

17:30待ち合わせ

フクロウの前は人が多くて

パルコの中に変更のLINE

昨夜から降り止まないこの雨

天気予報は当てにはならない

寒いのは苦手な二人だけど

もしかしたらって期待もしていた

君が『行きたい』って言った店は

予約出来なくて 結局

いつもの居酒屋に行く途中

雪が降り出して 街も騒ぎ出して

横で君が笑う

これ以上の幸せはないと知る

君に降りる!と決めた雪に妬いて

「転ぶなよ」と偉そうに言ったのは

聞こえちゃいないけれど

いいや

喜ぶ恋人達と学生

そして困った顔したサラリーマン

これ積もるのかなぁって見上げれば

灰色の空に刺さったサンシャイン60

寒いはずなのに左手だけ温かいから

僕は手袋は右側だけあればいい

雪が降る街は見慣れた景色も

どこかドラマティックで

主人公は僕らだと自負

木々もコンビニも

ビラ配りのメイドさんも

ゲーセンの挿入歌も

何気ない背景が君を引き立てて

いいね

『好きの反対はなんだと思う?』

って急に聞かれて

「嫌いでしょ?」って答えると

嬉しそうに

『違うよ』って近づいて

『これだよ』って

キスをした

雪が降る街で 世界の端っこで

見つめ合って笑って

これ以上の幸せはないね

池袋の隅で 世界の真ん中で

今夜ロマンティックに

それはちょっと大袈裟じゃん

店の入り口でお互いの雪を払い

『「お鍋にしよう!」』

ってハモちゃって 乾杯をした

そんな

雪の降る街で

  • 作詞

    小出 翼

  • 作曲

    小出 翼

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