

青い画面を伏せたあと
僕だけ少し暗くなる
名前を見せて
荷物を渡す
腹のあたりが
不意に軽くなる
窓側 カーテン
爪の幅
街が細かく
切れていく
シートベルトの
硬い舌
骨の近くで
眠ってる
身体だけ先に
県をまたぐ
心はまだ
後ろを向いてる
天井の青
薄く残り
誰かの咳が
布を通る
瞼の裏を
白線が通る
長く
細く
すぐ
消える
充電中の
赤い点
それだけ息を
していた
前の座席が
少し揺れ
遅れてこちらも
揺れている
窓に触れれば
夜は冷たい
額を離せば
跡だけぬるい
身体だけ先に
県をまたぐ
僕の形は
少し遅れる
急に灯りが
戻ってきて
みんなの顔が
途中になる
眠った髪
乾いた口
片方だけの
スリッパ
ドアの向こうは
白い広場
大きな車の
腹がうなる
自動販売機
四角く光る
何も買わずに
戻ってみれば
僕の席だけ
知らない席だ
氷がひとつ
小さく鳴った
その音だけが
ついてきた
トンネルに入ると
窓の僕が濃くなり
抜けるたび
少し足りなくなる
轟 ではなく
音になる前の
細い振動が
耳の奥にいる
身体だけ先に
朝へ向かう
心はどこにも
置いていない
眠れないのか
眠っているのか
確かめるほど
目が冴えていく
黒に青が混ざり
青に灰が混ざる
名前の知らない
工場と川
窓の外だけ
朝に慣れていく
こちらはまだ
夜の姿勢
倒した背もたれ
戻す音
あちこちで
骨が起きる
身体が先に
着いてしまう
遅れて僕が
追いついてくる
カーテンを開けた
指の先
薄い朝が
ひとつ刺さる
荷物を受け取る
手だけ重い
乗る前よりも
ひとつ多い
何を運んだか
開けてもきっと
入っていない
- Lyricist
naiyo
- Composer
naiyo
- Producer
naiyo
- Vocals
naiyo

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naiyo
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