歌詞

37度5分

微熱みたいな君の「好き」

気休めのキスは

甘いシロップの味

会話はガーゼ

剥がすたび新しい傷が

もう治りかけの心に

また血が滲む

君がくれる処方箋は

「大丈夫だよ」の一言だけ

耐性のついた心には

もう効かないって

わかってる

でも

その声が聴こえなくなったら…

その副作用を

あたしはまだ知らない

あたしたちの愛傷は

きっと　最悪の相性だって

何度自分に言い聞かせても

また君を服用んでしまうの

正しさなんて

苦いだけだから

この病以外

もう　あたしじゃないの

深夜0時の着信

君のSOS

あたしの存在理由は

君の「寂しい」の特効薬

「ありがとう」の一言で

全部チャラになるんだ

この共依存こそが

あたしたちの“常温”

君のいない明日を思う

その禁断症状が怖くて

「潮時だね」って冗談で

互いの本音　縫い合わせた

もう　いっそ　君のその手で…

この心を　切除してよ

あたしたちの愛傷は

きっと　最悪の相性だって

何度自分に言い聞かせても

また君を服用んでしまうの

正しさなんて

苦しいだけだから

この病以外

もう　あたしじゃないの

外科手術じゃ治せない

心に巣食う君の細胞

完治は「さよなら」の一言だって

知ってる

でも　君のいない世界で

「健康」になるくらいなら

あたしは　君という病のまま

死んで生きたい

…ねぇ　今日の分の

君をちょうだい。