歌詞

光を集めた　指先の夢

触れるたび　ひび割れる鼓動

静寂に溶ける　未完成の景色

その欠片（かけら）に　君が映った

砕けた音が　胸を揺らした

それでも進むと　決めた夜

壊れることで　生まれるものがあるなら

この涙さえ　意味になるの？

儚さの中　輝きを抱いて

私はまだ　歌い続けるよ

割れたままでも　美しいから

指先をすり抜けた未来図

色褪せて　胸に差し込む影

言葉にならない　あの日の欠片

拾い集めて　もう一度描く

誰も知らない　傷の在りかを

君だけが　見つけてくれた

砕けた欠片で　空を繋ぐよ

壊れる痛みさえ　音になる

この声が　夜を裂いて

君に届くなら…

壊れることで　生まれる光なら

この傷跡も　誇りになる

儚さの中　確かな想いで

私はただ　歌い続けるよ

割れたままでも　美しいままで

静かに響く　透明なメロディ

それは　消えずに　心を灯す