Noctiluca Front Cover

Lyric

Noctiluca

Mogana Iwazu

空いた空を仰いでいた

浮いた月の向こう側で

絡まった

不安や悲しみともどこか違う

瓶の底の寂しさのような

空っぽの色をしている

長い旅をする鳥達と残照

滲んだ地平線を

覚えてる

凪いだ海から注ぐ光は

夜光虫たちが空を目指してる歌

風よ吹け吹け 水面を揺らせ

君を運ぶんだ

何処まで行けるのかな

澄んだ空を眺めていた

入道雲が泳いでいる

連れてって

此処じゃない何処か遠くの街で

ひっそりと暮らす

其処に貴方もいて

いつも同じ夢ばかり見てる

ゆらう暇もなくはためいた船檣

行く宛もない儘に

通り過ぎていく紅が

藍と混ざり合って溶けた

沈む夕陽の温度が

少しずつ夏を終わらせる

褪せてゆく色の中

君の名前だけは

覚えてる

汲んだ空から

落ちる光は

無数の星が

海の上咲く火花

花よ散れ散れ

願いよ届け

凪いだ海から

注ぐ光は

夜光虫たちが

宇宙を目指してる歌声

僕らを照らせ

夢を運ぶんだ

何処まで行けるのかな

  • Lyricist

    Mogana Iwazu

  • Composer

    Mogana Iwazu

Noctiluca Front Cover

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    Noctiluca

    Mogana Iwazu

遠く遠く昔の、夏が終わるお話。

Artist Profile

  • Mogana Iwazu

    「クチナシ」と呼ばれる異世界の物語を詩に乗せて弾き語る こちらの世界でいうところのシンガーソングライターに当たる年齢不詳の男性。 2019年に自身初となるワンマンライブを京都にて達成。 2020年 楽曲「ロアの塔」のMVがYoutubeにて1万PVを突破。 以降ソロ活動と並行して様々なアーティストのライブサポートや楽曲の録音・編集・編曲をするなど、関西を中心に活動の幅を広げている。

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