巡礼のジャケット写真

歌詞

羊膜

九嶋 流平

夜来の雨に溶けだしそうな 泪はいつも湛えるだけ

剥がされにくいまま今に残る その感情の被膜よ

勘ぐるまでもなく嗅ぎとって 進みたがる心なんてないから

泪に触れたい そういうことを言いだしたりはしないから

わけを尋ねたい そういうことを貪ったりはしないから そのままで…

未明の奥に炎えあがりそうな その景色が疼くなら

狂おしがる前にのぞきこむ 明るい明るい光のない世界へ

確かに閉じたい そういうことを止めたりはしないから

誰かに触れたい そういうことを聞き逃したりはしないから

追いたてたりもしないから 望むまま…

深い海の中 眠るように あたたかなその 暗がりを…

なお息の吹きかえすまで

かすかに兆す光をたよりに

  • 作詞

    九嶋 流平

  • 作曲

    九嶋 流平

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