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「頑張れ」という言葉に傷つく、全ての人へ。
現代社会の喧騒に背を向ける、究極のアンチ・ポジティブソング
本作は、夢や希望を持つことを強制する社会の圧力と、それに適応できずに摩耗していく個人の孤独を、痛いほどリアルに描いた一曲です。「明けない夜はない」「努力は報われる」といった耳触りの良い綺麗事が、かえって心を追い詰める現状にメスを入れ、「諦めること」を「逃げ」ではなく「自分を守る盾」として再定義しました。
■楽曲コンセプト
交差点の電子音、ショーウィンドウに映る抜け殻のような自分。
歌詞に綴られるのは、都市の喧騒の中で孤独を深める主人公の姿です。本作は、光の当たる場所にいる人々の「正しさ」を「猛毒」と断じ、絶望を抱きしめて眠ることを許容します。
安易な応援歌が溢れる音楽シーンにおいて、あえて「立ち上がらなくていい」「空っぽのままでいい」と歌う本作は、心の限界を迎えた人々に静寂と安らぎをもたらす
■注目すべき歌詞の世界観
"正しさは今猛毒 / 欲しいのは終わりの静寂"
"諦めることは逃げじゃない / 擦り切れた自分守る / たった一つの盾だから"
無理に前を向くのではなく、今の痛みをそのまま受け入れること。誰にも愛されず、誰をも愛さない孤独の中でまどろむこと。それが今の自分にとっての「お似合い」の場所であると認めることで、逆説的に得られる心の平穏を描き出しています。
■[らるみん] コメント
「頑張ればなんとかなる、という言葉が一番残酷に響く夜があります。この曲は、もうこれ以上歩けないと膝を抱えている人に向けて書きました。無理に立ち上がらせるのではなく、隣で一緒にうずくまって、その絶望を肯定したい。そんな想いを込めています。」