Lyric

利尻富士を　見ながら着いた

夏の初めの　香深の港

あなたと訪ねる　約束だった

礼文の空を　ひとり見上げる

風が強いと　聞いていたので

帽子を深く　被り直した

桃岩展望台へ　歩く道すがら

迎えてくれた　花の楽園

エゾカンゾウのオレンジ色や

ハマナスの　あでやかさ

白い白い　ウスユキソウは

町が愛する　エーデルワイス

この手を離した　あなたを想い

礼文の夏を　ひとり旅する

時の流れの　遠い足音

振り向かないで　前を見ている

ゆっくり展望台へ　向かう足元に

やさしく咲いた　花の数々

イブキトラノオ　オオヤマフスマ

エゾチドリ　キリンソウ

時の流れの　遠い足音

振り向かないで　前を見ている

桃岩展望台へ　歩く道すがら

夏の訪れ　教えてくれる

レブンシオガマ　アツモリソウや

エゾフウロ　キンポウゲ