

縮む部屋で 銀の匙が
わたしの影をすくって落とす
大きな椅子が 首をかしげ
天井だけが 遠くなる
甘い菓子を ひとくちだけ
罪のように 舌で溶かした
小さな胸に 鍵を抱いて
わたしは誰を待っている
白い皿に乗せられた
赤い砂糖の小さな月
食べてはいけない文字ほど
蜜の香りで呼びかける
指の先が細くなる
リボンの端が重くなる
机の脚は塔になり
椅子の影は森になる
ねえ ここはどこ
ねえ わたしはどのくらい
ねえ 声を出せば
声だけが大きすぎる
Liliya, liliya
匙が鳴る
Nelia, nelia
部屋が眠る
縮む部屋で 銀の匙が
わたしの影をすくって落とす
大きな椅子が 首をかしげ
天井だけが 遠くなる
甘い菓子を ひとくちだけ
罪のように 舌で溶かした
小さな胸に 鍵を抱いて
わたしは誰を待っている
扉の隙間 見えた庭は
硝子のように近いのに
歩けば歩くほど遠く
足音だけが先に着く
泣いた涙は玉になり
床を転がり星になる
拾い集めて首飾り
似合うかしらと闇が言う
ねえ ここは夢
ねえ 夢ならなぜ痛い
ねえ 目を閉じても
まぶたより夜が広い
Liliya, liliya
匙が鳴る
Nelia, nelia
部屋が回る
縮む部屋で 銀の匙が
わたしの影をすくって落とす
大きな椅子が 首をかしげ
天井だけが 遠くなる
甘い菓子を ひとくちだけ
罪のように 舌で溶かした
小さな胸に 鍵を抱いて
わたしは誰を待っている
小さくなれば 逃げられるの
大きくなれば 見つかるの
ならばわたしは どのわたしで
この鍵穴をくぐればいい
匙よ 匙よ
銀の匙よ
わたしの名前を
混ぜないで
縮む部屋で 銀の匙が
わたしの影をすくって落とす
大きな椅子が 笑いながら
帰り道だけ隠している
甘い菓子を もうひとくち
罪のように 胸で溶かした
小さなわたし 大きな夜
扉の向こうで兎が呼ぶ
Liliya, liliya
匙が鳴る
Nelia, nelia
わたしが消える
- 作詞者
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- 作曲者
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- プロデューサー
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- その他の楽器
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- 1
兎の鐘が鳴る前に
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- ⚫︎
縮む部屋と銀の匙
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- 3
逆さま時計の舞踏会
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- 4
赤い薔薇は誰の首
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- 6
鏡の森で名前をなくす
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- 8
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- 9
眠れる鍵穴の子守唄
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- 10
さよなら、歪んだ国
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アーティスト情報
Story Sound-notes
ダークで少し不思議、でも耳あたりはチル。ローファイ/ヒップホップ/ジャズのエッセンスを少しだけ織り込み、読書・勉強・作業・休憩に寄り添うサウンドをお届けします。童話や旅人、魔女、古書、霧の森……そんな“情景”から生まれた曲や、物語をなぞるプレイリストも公開中。
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