虫の声降り頻る 今日は夏祭り
木陰で君を待っている
雑音をかき消してしまうほどに
草履の音が鳴り響く
嬉しそうに頬張るかき氷
触れたら融けてしまいそう
水面に映る君の姿
壊れないようにそっと掬った
離れては近づく二人のように
夜空の向こうで花開く
振り返った君も一瞬 時が止まる
足跡、それは君が生きた証
瞼に残る君 どうかそのままで
どこからか名前を
呼ばれた気がしたから
声を頼りに君を探した
夕凪の神社 君の隣
花火は弾けて散っていく
その声でまた記憶は蘇る
風に誘われた砂利道
ここへ来るのは何時ぶりだろう
季節はずれの甘い香り
思い出すのは君の顔
左手に僕 右手には林檎飴
忘れないように思い出袖に詰めて
楽しそうに笑う君
僕はどうしたらいい?
君が融ける前に
足跡、それは君が生きた証
瞼に残る君 どうか消えないで
どこからか名前を
呼ばれた気がしたから
花火に照らされ 瞳を閉じて
- 作詞
あみ
- 作曲
葉若野衣
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ユウカイハナビ
Platrico
アーティスト情報
Platrico
脆くて優しい物語。
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