Lyric

あの日の声が　風に溶けて

少し滲んだ　空の向こう

瞬きひとつ　遅れてきた

君の笑顔が　まだいたんだ

口ずさむメロディー　帰り道のシルエット

指先が触れた　時の隙間に

夏の光が　ささやいた

夏風　ふわり　二人を連れて

ひとときだけの　夢のように

揺れる心を　ほどかないで

今もまだ　君を　思い出すから

夏風　届け　あの日のまま

ざわめく街に　静かに消えて

君の笑い声　すれ違った

夜の静寂に　一人歌えば

風が応えて　ふと寂しくて

星空を滑るように　消えた足音

触れられなかった　言葉のあとに

そっと優しさが　残ってた

夏風　さらり　想いを運べ

紅い空に　君を映して

さよならじゃない　ぬくもりだけ

今もまだ　胸に　残ってるから

夏風　そっと　優しく吹いて

二人が見た　花火の影

嘘じゃない　本当の気持ちだった

言葉にすれば　ほどけてしまうから

代わりに今　この歌に込めた

夏風　ふわり　二人を連れて

ひとときだけの　夢のように

揺れる心を　ほどかないで

今もまだ　君を　思い出すから

夏風　届け　あの日のまま