相傘のジャケット写真

歌詞

相傘

Soirée

燻った空に瞳を奪われた目覚め

ピントのぼやけた窓明かりがまとい付いた

微睡みを抜けて何処へ行こうか

温い日差しに気は晴れないけど

世界は今日もシャワーを浴びてやるせなさの木が育っている

見つめ返して微笑むように僕の心まで覆った

手を取って広げた傘はまるで泡沫 五月雨を追い抜いて

晴れる日も風の日もただ胸に抱えた想いひとつで

ひたすら遠い理想も 背を押す冷たい現実も

忘れないまま歩いてきたんだ たまには肩を濡らしながら

曇った鏡越しに退屈と出会う

ありふれた日々の辛さに今日も目を腫らすけれど

眩しい夢を語った夜をまだ憶えてる

いつも通りの朝が来ることすらも不安で怯えているよ

何気ない言葉ひとつでも 素敵な歌になるかも

雨も凌げるほどに大きな木を真ん中に育んだとき

僕ら少しは笑えるかな いつかそんな日が来るように

手を取って広げた未来図を歌った 夕月夜を待ちわびて

長い夜も過ぎる日もただ瞳に映る横顔ひとつで

まだまだ遠い理想も 背を押すいつかの現実も

忘れないまま歩いていこうよ たまには肩をぶつけながら

  • 作詞

    文月兎

  • 作曲

    文月兎

相傘のジャケット写真

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