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中学生の時、夜1人で散歩するのが好きでした。
夜の空気はいつも、どんな時も優しくて、時折聞こえる虫の声にじっと耳を傾けていました。
気付いたら、体だけは大人になっていて、それでも同じように戸惑ったり、悩んだり、笑ったりする自分がいます。大人になっても夏の夜に徘徊する癖は抜けなくて、コンビニに行ったりふらっと電車に乗ってみたり、前よりも遠くに行けるようになりました。
適当な生き方は今でも変わりませんでした。
たまに、あの頃の自分から見て今の私はどんなふうに見えているんだろうと思ったりもします。
あの頃から見て、今の自分は想像もできないような方向に生きています。
けれど、ちゃんと自分で幸せになったり、許せないと思っていた人を許せたり、大好きな人ができたり、別れたり、もっと面白いもの見つけたり、ワクワクしたりドキドキしたりして
それを好きだと言ってくれる人がいて、あなたは幸せ者だよ、と思います。
私はずっと自分のことを蝶ではなく蛾みたいなものだなと思っていました。いるだけで淘汰したくなるような形をしているものです。けれど、最近蛾がすごく綺麗な目を持っていて、よく見ると美しいことに気付きました。その感情を大切にしたいと思いました。
私は蛾だったとして、蝶になれなくても、蛾として美しくありたいし、あなたが思うことはどんなことだって正解だよって思います。それだってしあわせの形だねって今は思います。
私がそれに気付かせて貰ったように
あなたにとって、この曲が自分の正解を大切にできる手助けになる嬉しいです。
言葉にできない想いを、少しクセのある歌声と、やさしくも切ないメロディで描くシンガーソングライター。 仮面という演出を通して、現実と幻想のあいだを行き来するような、不思議でどこか懐かしい音楽体験を届けている。 YouTubeではオリジナル曲やカバーを投稿し、1万人を超えるリスナーと出会いながら、国内外に向けて音楽を発信中。 視聴者からは「透明感の中に心の揺れがある」「静かなのに強く残る」といった声が寄せられている。 ただ聴くだけじゃなく、“寄り添ってくれる音楽”を探しているあなたに、この音が、少しでも心の居場所になりますように。