Lyric

どこかの誰かが

見つめているだろう

幾つもの星が歌う

夜空の舞台

僕は知っている

華やかな空に

今はまだ輝けない

君がいること

誰にも見えない 名前もない

それでも確かに

君の声は聞こえているよ

透明な星よ 教えてくれ

いったい君はどこにいるのか

ありふれるほどの光に

今は埋もれたまま

降り注ぐ月よりも青く

燃える太陽よりも赤く

やがていつか あの大空で

光る星になれ

膝を抱えたり

肩を落としたり

虚しさを抱いたときに

見上げる星は

どこからともなく

雲をかき分けて

塞いだ心の奥を 晴らしてくれる

いつの日か君が 輝くとき

誰かの痛みを

包み込んでくれるのでしょう

透明な星よ 歌ってくれ

例え今は届かなくても

透き通るほどに真っ直ぐな

ありのままの声で

飾りない歌声はやがて

新しい光になるだろう

どんな色に染まるのかな

次の星になれ

風が舞うように

花が咲くように

川が流れ行くように

夢は孤独

泣きたい そんな日は

泣き尽くせばいい

落ちた涙の数だけ

流れ星が願いを運ぶ

透明な星よ 生きていてくれ

命の水が涸れない限り

闇に覆われたとしても

決して滲まないで

世界が君をあきらめても

僕だけは信じているから

やがていつか この舞台で

笑う星になれ

きっと 一番星になれ