名前を呼ぶだけで

「名前を呼ぶだけで」は、アドベント・ストーリー第13曲目となる男性視点のウィンターラブソング。
交差点で立ち止まり、さっきまで一緒にいた彼女の仕草や表情を思い返しながら、心の中で何度も名前を呼んでしまう“僕”の想いを描いた一曲です。
スマホの連絡先に並ぶひらがなを指でなぞり、「好き」の手前で足踏みし続けるまま、それでも“名前を呼ぶ”という小さな儀式に救われていく心の動きを、やわらかな冬のサウンドに乗せて綴っています。去年の教会の前で呼んだ名前の記憶と、イブの夜まで少しずつ強くなっていく声。そのあいだを揺れる、静かでまっすぐなラブバラードです。