歌詞

あの日の悲鳴をまた思い出していた

「いっそ死んでやるよ」って包丁突き立てて

あの切っ先でも切れなかったみたいだ

なんで僕とあの人が繋がってるんだろう

ねえ 君はお母さんとは違うでしょ

ねえ 君はお父さんとも違うでしょ

だから今日もきっと大丈夫

君は君だけのもの

ふとした時にどこか似てると

気付くたびにどうしても消えたくなる

この身体に同じ血があるから

今日も僕は僕を信じない

でもせめていい子にしてたら

あの日のように褒めて なんてね

ねえ 君はお母さんとは違うから

ねえ 君はお父さんとも違うから

だから君を取り戻しにいこう

君は君だけのもの

「壊れた家の子どもはいつも

同じような誰かを選ぶ」と聞いた

縦糸も横糸も歪な

こんな生地で誰を庇えるの？

ねえ 君はお母さんとは違うから

ねえ　君はお父さんとも違うから

根拠なく無責任でも言うよ

君は間違わないよ

ねえ 君は君だからいいんだよ

ねえ 君はここに居ていいんだよ

だから いつかちゃんと千切れるよ

君を縛った糸も

せめていつかほつれた糸が

君と誰かの傷を縫いますように

いつか小説で読んだ悲劇名詞と喜劇名刺

家族って言葉はどちらに当てはまるだろう

いつかそれがあなたの

いつかそれがあなたの

喜劇になりますように

喜劇になりますように