歌詞

下北沢の路地裏で　春風に背中を押されながら

くたびれたスリッパが　足元を支えてくれる

遠い夢ばかり追いかけて　現実の波に飲み込まれそうな夜

動画のフィードを流し見しては　誰かの笑顔と自分を比べてる

だけど小さな愛に気づくとき　心がそっとほどけていく

スリッパ物語　スリッパ物語

何気ない日常が　僕を優しく包み込む

スリッパ物語　スリッパ物語

涙を踏みしめて　明日へ歩き出そう

桜の花びらが舞う校舎の廊下　遠ざかる思い出の香り

好きと言えなかった想いに　今でも胸が軋むけど

それでも足元には　あたたかな布がある

行き先を見失う日も　ボロボロになりかけた心

誰もが抱えている不安を　そっと共有しあえたら

スリッパ物語　スリッパ物語

繰り返す挫折が　優しさを強くする

スリッパ物語　スリッパ物語

ボロボロでもいい　君と笑顔を探すんだ

バス停に続く夕焼けの道　ふわりと広がるオレンジの空

理不尽な世界に立ち向かうたびに　小さな足どりが輝き出す

スリッパ物語　スリッパ物語

何度転んでも　一歩ずつ立ち上がっていく

スリッパ物語　スリッパ物語

小さなぬくもりが　大きな夢を抱かせてくれる