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前作を作り終えた時からずっと、もっと心の深いところにある音楽を作品にしたくてたまらなかった。
心には形がない。だから描写するときは言葉にしたり絵に描いたり、何かに変換して、かたちにして表現しようとする。
音楽においても、心にあるものを描写するわけだから、かたちにしなくてはならない。前作はそのかたちを曲単体に込めたが、どうしても質量的な限界があるような気がしていた。だから、今作ではアルバムという大きなフォーマットで表現した。曲にも込めつつ、アルバム全体にも込める。こうして出来上がったのが「かたちあるもの」である。
全8曲。正直、全体を通して暗い1枚だと思う。心の奥底から引っ張ってきてかたちにしたから、あたりまえの話だけれど。
そしてそれと呼応するように、作中ではさまざまな音が鳴る。歪んだギターから水のようなシンセ、電車のモーター音まで。
けれど、音楽のジャンルなんて関係なく、その姿勢こそが僕らをロックバンドとする所以だと思う。
僕たちは、エレクトロロックバンド、ローライラックです。ロックバンドです。確実に。
だから、この作品をロックバンドの作品として世に出せることが嬉しくてたまりません。
仙台での僕らの2年間は、どう受け入れられていたのだろうか。
かたちあるものとして、人の目に写っていただろうか。
でも、ローライラックのこれからは、多分大丈夫だと思う。
これだけ自信あるものを作れたんだから、多分大丈夫だと思う。
2022年、Vo./Gt.田代唯人を中心に結成された変幻自在のエレクトリックロックバンド。 煌びやかなエレクトロサウンドを軸に、ポップなメロディの中で影を落とすような歌詞は、 そのアンバランスさと相まって独特の世界観を織り成す。 1st Digital Single『輪廻転生』のMVを公開後、2週間ほどで再生数1000回突破したのを足がかりとし、1st EP『名刺』をリリース時には「タワクル仙台」にて3週連続の1位を獲得。 2025年3月に、1st Album『かたちあるもの』をリリース後、ローライラックは上京。 IMALABや、HOLIDAY RECORDS等の各種プレイリストinを果たす。 5th Single『夏顔』は、関西テレビ「かまいたちの机上の空論城」の8~9月のエンディングテーマとなり、上京後も勢力を伸ばして活動を行っている。