黒薔薇の宴のジャケット写真

歌詞

黒薔薇の宴

Mira Aizawa

闇に落ちた月のしずく

白い頬を濡らして消える

静寂の中で響く鐘は

滅びの宴を告げていた

崩れた城の片隅で

一輪の黒薔薇が咲いた

誰も知らぬ夜の底で

約束は灰に還る

かつて愛したその瞳に

救いを見た愚かさを

今も胸に抱きながら

闇へと沈んでいく

黒い羽根が散る空

祈りは風に溶けて

あの日の歌が遠くで

まだ私を呼んでいる

黒薔薇の宴 踊る影たち

血よりも深く 愛を刻む

堕ちていく夢に身を委ね

光より美しい闇へ

薔薇を抱いて眠るように

あなたを抱いて果てた夜

神に見放されたその手で

まだ夢を撫でていた

嘘と真実の狭間で

誓いを交わした瞬間

永遠よりも短い愛が

私を蝕んでいく

「生きることは罪」と

誰かが囁いた夜

それでも心は叫んだ

「愛さずにはいられない」と

灰の雨が降る街で

あなたの名を呼び続けた

声は届かず 時は止まり

薔薇だけが深紅に変わる

黒薔薇の宴 終わりの円舞曲

涙も血も 漆黒に染めて

滅びゆく世界で笑う

最後の恋人よ

永遠なんていらない

あなたと眠れるなら それでいい

月の光が落ちる時

二人は薔薇に還り

滅びの風が 花びらを散らす

  • 作詞者

    古式

  • 作曲者

    古式

  • プロデューサー

    古式

  • グラフィックデザイン

    古式

  • ボーカル

    Mira Aizawa

黒薔薇の宴のジャケット写真

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    黒薔薇の宴

    Mira Aizawa

幻想と退廃が同居するダークファンタジーをイメージして、闇の中に潜む美と儚さを描きました。 オーケストラとピアノをメインに、美と滅びの象徴である“黒薔薇”が咲く宴の中で、すべての音が静かに崩れ、そしてまた、ひとつの魂が再び息づくように作り上げた楽曲です。

アーティスト情報

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