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10枚にわたる“色”の旅を完結させる、集大成のアルバム。
《ZERO BLACK》から《Grace Eater》まで、すべての物語がここに結晶する。
孤独から始まり、迷い、毒、涙、愛、誇り──
そのすべてを歌に変えたSHIGUREは、ついに「+1」という名の答えにたどり着いた。
このアルバムは「終わり」ではない。
聴く人が望むかぎり、色はまた生まれ変わり、SHIGUREは新たな姿で歩み続ける。
> 「あなたがわたしに色をくれた。だから、最後の色は、あなたのために。」
壮大で感動的なオーケストラに包まれた最終曲《+1》は、
過去を抱きしめ、未来へ解き放つ――SHIGUREからの贈り物。
静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。
Caleido Records