指先に残る秋の幻のジャケット写真

歌詞

指先に残る秋の幻

mia

秋風が頬を撫でていく

金木犀の香りに、記憶がほどける

赤く染まる街の向こうに

思い出の影がのびてく

いつもは何も感じないのに

この季節だけ 胸がざわめく

飽きっぽい心が 戸惑ってる

「またすぐ冷める」って わかってるのに

乾いた風に乗せた 気まぐれな想い

「寒くない?」って笑う 君の声がまだ残る

ひとときの温もりでも ちゃんと覚えてる

この秋の夜 心は迷子

落ち葉を踏む音が響く道

沈黙すら君となら心地よかった

すぐ冷めてしまう恋だと

わかっていても惹かれてく

飽きっぽいくせに 深く求める

この季節だけは 嘘が優しい

黄昏に隠れた 本音のメロディ

誰にも届かずに 空へ溶けてく

そばにいられるなら 未来なんていらない

秋の幻に 身を任せて

君が貸してくれた大きなジャケット

あのぬくもりが まだ指先に残ってる

どうせすぐ終わると 思ってたのに

ねぇ、こんなに長く残るなんて

乾いた風に乗せた この気まぐれな恋

季節が変わっても 忘れたくない

飽きっぽい心ごと 君に預けたい

この秋の夜に そっと願うの

秋風がやんだら またひとり

でも今だけは 君を感じていたい

  • 作詞者

    mia

  • 作曲者

    mia

  • プロデューサー

    mia

  • その他の楽器

    mia

指先に残る秋の幻のジャケット写真

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    指先に残る秋の幻

    mia

金木犀の香りが、忘れかけていた記憶をほどいていく。

いつもはすぐに飽きてしまうのに、この季節だけは胸がざわめく。「寒くない?」と笑った君の声、貸してくれた大きなジャケットのぬくもり…。指先に残った確かな感覚は、まるで秋が見せた美しい幻のよう。

秋の夜長にそっと寄り添う、感傷的で温かいジャズバラード。

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