Lyric

もう帰り道だよ　もう帰り道だよ

今朝忘れた君の傘のことをまだ考えていた

もう返してくれよ　もう返してくれよ

流れこんだ陽射しにもちゃんと声を返したら

もう帰り道だよ　もう帰り道だよ

夏は落ちる花びらを掬ってゆくように、夜だった

そう凪いでいるなよそう凪いでいるなよ

足を鳴らせ　いまガラス落とすように声を合わせたら

汽水域へ連れてって

地平線をけとばして

起きたあとの夢から醒めるみたいにすっとさ

汽水域へ置いてって

喫水線にねそべって

起きたあとは夢から逃げるみたいにずっとさ

もう慣れてきたよ　もう慣れてきたよ

声を均す　信じたいような気分の春はまだ

もう泣いているなよ　もう泣いているなよ

胸をひらけ　君が良さそうなときに合図を出すよ

汽水域へ連れてって

地平線をけとばして

起きたあとの夢から醒めるみたいにそっとさ

汽水域へ置いてって

喫水線にねそべって

夢のあとはふたりで逃げるみたいにずっと

汽水域へ連れてって

地平線をけとばして

夢のあとも僕らはふたりみたいにずっとさ

汽水域へ置いてって

喫水線にねそべって

夢のあとはどこまでもそうさ僕じゃないのなら