歌詞

カーテン越しの風が過ぎて行く

ひとり分の紅茶が　冷めてゆく

ポケットの中　忘れてたメモ

“また会えるかな”って　書いてあった

ふいに聞こえた　街のチャイム

遠ざかる声と　夏の匂い

窓辺に揺れる　影ひとつ

あの日の続きが　ふと浮かぶ

時間は静かに　音もなく進んで

心だけ　少しだけ　戻っていた

会えないままの言葉たちが

陽だまりの中　ほどけてく

伝えそびれた気持ちだけが

まだ　この部屋で　息をしてる

ベランダ越しに見えた雲が

なんだか今日だけ　やさしく見えた

時計の針が　止まらずに

わたしの影を　少し伸ばす

ふとした拍子に　よみがえる気配が

そっと背中を　押してくれるの

会えないままの言葉たちが

陽だまりの中　ほどけてく

伝えそびれた気持ちだけが

まだ　この部屋で　息をしてる

カーテン越しの風が　まだ踊ってる

新しい日々の　はじまりみたいに